あなたはどんな人ですか?と聞かれたら、
なんて答えるだろうか。
名前、
住んでいる場所、
主に何をしているか、
どんな考えを持っているか、
まぁ、普通の自己紹介だから、そんなところだろうか。
「アイデンティティ」という言葉を辞書で引いてみる。
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「同一性」、すなわち
「他ならぬそれそのものであって他のものではない」という
状態や性質のこと、
そのような同一性の確立の拠り所となる要素のこと。
心理学や社会学の分野では、
一貫した自己・自我の意識を「自己同一性」(self-identity)
あるいは単にアイデンティティと呼ぶ。
自己同一性は「自分は何者であるのか」という問いに象徴され、
状況や時期などによって変わることのない
「自分は自分である」という自己認識として確立される。
帰属意識などもアイデンティティの確立に密接に関わる。
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と書いてあるものもあれば、
今のように書いているものもある。
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人間が自我を確立する際に、
自分以外の他者(もしくはそれに相当する人格的理念)の存在と
同一化することを通して、
人間の人格的成長をなしとげる。
そのような人格表象あるいは、人格表象との同一化、同 一化のプロセス
などを含めたものをアイデンティティと呼ぶ。
各人のそれぞれのライフサイクル(誕生から死まで) の中で、
アイデンティティは多様に変化するものとされる。
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解釈はいろいろなんだろうけれど、
私は後者を採用したい。
アイデンティティは変化する。
アイデンティティは自分の意識で変えられる。
先日、セッション前に引いたカードに
アイデンティティの話が出てきた。
ずっと使っているのに、
このカードを引いたのは初めてのことだった。
なので、私の中でちょっと特別な感じがしている、というか、
ここ数年引っかかっていたことにリンクしている感じがして
ここに取り上げてみる。
引いたカードはこちら。
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「SHAPE SHIFTER:シェイプシフター」
あなたは、自分の望むものは何にでもなれます。
自分のアイデンティティへの執着を手放してください。
新しい目で周りの世界を見てみましょう。柔軟さを持ってください。
さまざまなやり方で現実を見る実験をするのです。
他人の観点から見直してみてください。
自分の夢を実現できないのなら、
おそらく人や状況に対する見方を変える必要があるでしょう。
地球上の文化で、シェイプシフター(いろいろな姿に変身する者)は、
別の意識の形態に変容する不思議な能力を持っています。
彼らは想像上ではなく、
実際に特定の動物や植物や医師などに姿を変えることができると言われています。
単に、今日多くの人が可能ではないと思っているからと言って、
それが真実ではないということにはなりません。
このカードを引いたのは、
将来を過去と同じようにする必要はないと知って欲しいからです。
自分の見方や信念を変えるだけで、全く新しい運命がもたらされるでしょう。
変身する能力を高めるために、
自分が動物や鳥、植物や石であると想像してください。
できるだけ本物に近い姿をイメージしましょう。
こうすることで、あなたにとって
最も幸せな運命の実現を邪魔している思い込みや制約を変えられます。
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このカードの中の
「自分のアイデンティティへの執着を手放してください」という言葉を見たとき、
ここ何年かでよく聞く言葉を思い出した。
その言葉は「HSP(Highly Sensitive Person)」
私の知り合いにこの性質を持っている人は多い。
そして私自身もそれに当てはまる。
でも私はその言葉にずっと
妙な引っかかりがあった。
その性質を持っているからと言って、
私自身がその性質をずっと握りしめて
それを言い訳にしていると、
自分のエネルギーが萎縮してしまうことに気づいたからだ。
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HSP(Highly Sensitive Person)
生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」のことであり、
先天的な気質、生まれ持った性質。
人よりも感度の高いアンテナを常に張っている。
統計的には人口の15%~20%と言われている。
場や人の空気を深く読み取る能力に長けているが、
情報を読み取りすぎるために必要以上に疲れる。
外部からの刺激に敏感なため、五感で受ける刺激に対して過度に反応する。
人の感情や周りの雰囲気、気候の変化や電波、目に見えないエネルギーにも
敏感に反応しやすい。
心の境界線が薄くもろいため、容易に相手からの影響を受けやすい。
深く共感しやすいので、自分を見失ってしまいがち。
繊細なので、良心的で優しく相手のことを優先する。
ネガティブ思考で自分に自信がないため、人との関わりが苦手。
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私はこういう性質を持っていると自分が認識するということは
その性質を纏った1つの箱の中に入るようなものだと思う。
私は長年、特に、
「ネガティブ思考で自分に自信がなく、人と関わることが一番苦手だ」
という箱に入っていた。
その箱はずっと私を守ってくれた。
私の中にある人への恐怖という感覚から逃げることができた。
その時は必要な箱だった。
でもその箱の中にずっと入ったままだと
エネルギーは動かない。
自分本来の力、無限のパワーは発揮できない。
その箱から出るためには、
大きな勇気と覚悟が必要だった。
人間は恒常性という性質があるので、
変化を基本的には嫌う。
そのままでありたい、いつも通りが安心。
でもそのまま変わらずにいたら、魂の成長はない。
私自身、その過程を通して、
自分のエネルギーを最大限に発揮できるためには
自分が認識している自分を囲っている箱を
少しずつ取り除いていく必要があるんだろうなと感じている。
自分にとってのアイデンティティ、
自分が活用できるものを残し、
それ以外は認識から少しずつ手放し、
新しいアイデンティティを創っていくことで
自分らしく、
そして自分だけの輝いた人生を創造していけるんだと思う。
自分にとってのアイデンティティ、
改めて見直してみるといいかもしれない。