「体は、食べ物と考え方でできている」という言葉が
私の中には浸透しているのですが、
先日、能登半島でご一緒させていただいた方の言葉が
ずっと心の中に響いていました。
「人はほとんどカスしか食べていない」
お米は栄養分をとってしまって白米にして食べたり、
塩も砂糖も精製したものを食べ、
野菜も果物も皮を剥いて食べる。
もう栄養分はほとんど含まれておらず、
残ったのはカスだけ。。。
普段の生活で捨ててしまっているような
皮や葉のような部分に
栄養が豊富に含まれていることが多くあります。
ジャガイモは皮を剥いたら栄養は何も残らないと聞いたことがあるし、
にんじんは赤い根の部分よりも葉の栄養分の方が多いわけだし、、、
なんでこんなことになってしまったんでしょうね?!
ということで、
私自身は「柿」を皮ごと活用することを始めました。
皮を使用するということは、
農薬や化成肥料を使っているものは論外ですので、
滋賀県の畑でたくさん収穫できた、
ただ放置していただけで採れた「柿」を加工します。
柿の皮には食物繊維、ミネラル、ビタミンC、βカロチンが
豊富に含まれていて
疲労回復やアンチエイジングに効果があるとのこと。
まずは先日大阪の友人に教えてもらった、ドライ柿。
作り方はとても簡単で、
1センチくらいの厚さに切って
種を取り除いて網に入れて干すだけ。
今は便利なものが売っていて、
ダイソーで200円で多目的ネットというものを購入。
連結できるようになっているので、重ねて吊るすこともできます。
うちではウッドデッキに吊るして、
柿たちは太陽光と秋風を浴びています。
きっと皮を剥いた方がいいのだろうけれど、
皮はそのまま干してみています。
あと1〜2日干してみたらどうなるか、楽しみ!
柿は皮を剥いて食べたら、
その皮をトースターで焼くと「柿の皮チップス」ができるようです。
それもやってみよう。
ドライ柿も柿の皮チップスも普段のおやつにいいよね!
もう1つやってみているのは、
柿酢作り。
柿の皮に付いている白い粉が酵母菌になるようで
それがついているために、アルコール発酵していきます。
柿の皮に酵母が付いていると、酵母が糖分をアルコールに変えます。
表面がカビないように数日おきにかき混ぜていると、
アルコール発酵がおき、その次に酢酸発酵がおきて、
アルコールの匂いが酢の匂いに変わってくるようです。
最後に、柿酢を布で濾します。
これはもう少し時間がかかるので、
混ぜながら香りや状態の変化を楽しみながら、
育てたいと思います!
柿という果物にフォーカスしようという気になったことは
今までなかったのに、
実際に自分の手で収穫して美味しいと感じたものなので
加工する時間がとても愛おしい。
今、自給農をしたい欲求がすごいのは、
それもあるのかもしれない。
自分が育てたものは何よりも美味しいし愛がこもっている。
それをやることで、
本当の意味で自分の体を大事にする、丁寧に扱うことに繋がるのかなと
改めて思いました。
次の収穫は、うちのお庭に植えてある「レモン」
今年は今まで以上に実がたくさんなっているので、
それをどんな風に活用できるか、考えるだけで楽しみ!
家の中でほんの少しでも食べるものを育ててみると
何かが変わってくるかもね!
これはうちのダイニングテーブルですが、
今土偶のお隣に「パセリさん」が鎮座しています
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