昨年から今年にかけて
映画を見る機会がとても多いのですが、
その中でも
1回ではなく数回見た映画があるのは
私にとっては結構珍しいこと。
その一つが「杜人(もりびと)」
造園家・環境再生医である、
矢野智徳さんのドキュメンタリー映画。
「大地の再生」に向けて
全国の大地と森と植物と人と向き合って
地球を蘇らせている素敵な方で
一気に魅了されました。
そんな矢野さんの意思を多くの熱意ある造園家の方々が引き継いで
各地で大地の再生に取り組んでいるようなのですが、
先日、私もその体験をさせてもらうことができました。
体験した場所は、
私の住まいから自転車で7分くらいのところにある
茶室 「滴水庵」という素敵スポット。
文化財指定されていて、
今はお茶会やワークショップなどに使われているとのこと。
今回はお庭の手入れ前に、
お抹茶とお茶菓子をいただくという贅沢な時間つき!
こんなに素敵な茶室と茶庭が
こんな近くにあるなんて、
全く知らなかった。。。
お抹茶といただいた後は、
こちらの茶庭(お客様を迎え入れるお庭)の整備と
隣の池に設置されている橋の修復をするという
楽しい時間。
庭の整備も橋の修復も
どちらの作業にも関わらせてもらったのですが、
人の手を少し加えるだけで
こんなにも自然が喜ぶんだということ、
風通しが全然変わるんだということ、
景色が全く見違えるということを
肌で実感してきました。
竹藪の中に入って
すでに枯れている竹を引っこ抜いたり、
(枯れている竹はスッと簡単に抜ける!)
水の流れを作るための点穴を掘ったり、
ちょっとした流れを作るために
自分の感覚で土に浅い溝を掘っていく。
池の脇にある橋は
杭やU字構などを全部みんなで力を合わせて取り除き、
1枚板を3枚並べて
シンプルな風情のある橋に生まれ変わった。
自然と人間の共存。
自然と人間の協力。
そんなワードが終始頭に浮かびました。
どちらが欠けてもなんとなく不完全。
どちらも同じように心地よくあるために
どうしたらいいのか、
その感覚を大事にしたいと思いました。
その茶室の目の前にある松の木。
その木にもたれかかっていたら、
あまりのエネルギーの暖かさになかなか離れられず、
知らぬ間に写真を撮ってもらっていました(笑)
誰かが、
この木が龍に見える、
ここを守ってくれている感じがすると言っていたけれど、
本当にそんな感じで
長寿の木々は私たちを温かい目で見守ってくれているんだなと
実感しました。
そんなこんなで
プチ大地の再生プログラムに参加できて
自分自身でもこれから庭を作っていく中で
参考になることがたくさんあったので
滋賀県の庭で実践してみたいと思います
ということで、明日より、
滋賀県と三重県に滞在し、
通信機器に触れ合わない生活に入るため、
4月8日の夜まで連絡が取れなくなりますこと、
ご了承ください。
各種お問い合わせ、精油の発送等は
4月9日になると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ではみなさま、素敵な4月の始まりをお迎えください
この記事へのコメントはありません。