セラピストのつぶやき

ネガティブもポジティブ

日中はまだまだ暑い日が続いていますが、
昨晩も今朝も涼しい風が吹いていて
心地よく寝られるのは嬉しいおねがい

先週は先月に引き続き、
北海道の旅に出ていました。

北海道の今は気温が快適で
朝晩はほんの少しだけ肌寒い感じだけれど、
最高に心地よい気候だった。

そして、今回、
先月の旅と違ったのは
一人旅ではなく、二人旅だったこと。

ある夢を見て、
その啓示に従って友人を一緒に連れて行った旅。

それを見た時、
人助けとしてその場所へ行くんだと思っていた。
彼女の自律神経の乱れからくる体の症状が
この広大な北海道の地に来ることで良くなったらいいなと思っていた。

そして宿泊先や訪れた場所はほとんど同じだったのだけれど、
体験がまるで違った。
何でも話せる友人と一緒だったから、ということもあるけれど、
二人旅ってなかなかよい!

そして結局は
私自身が自分の一番の弱点を認識した大事な時間になった。

今回の1番の目的、というか、
元々訪れる予定だったのは
先月同様、
倶知安にあるオーガニックショップ「ピラム」の新店舗の
自然建築ワークショップへの参加。

前回は泥ワラ壁作りだったけれど、
今回は一番興味があった、羊毛断熱と木づり。

前回泥ワラで作った壁はカチカチに固まっていた。

今回はコーヒー豆が入っていた麻袋を切り開いて一枚の布にし、
タッカーで打ち込みながら、そこに羊毛を詰め込んでいく。

その羊毛が断熱材(蓄熱と断熱)として機能する。

羊毛は
背中の一番綺麗なところに生えている毛だけが
ウールとして出荷されるらしく、
他の部分は燃やされてしまう。

性器周りの毛を除いた部分の羊毛をもらってきて
断熱材にしていく。
しかもこの羊毛は広い土地でのびのびと育てられた
羊さんたちの毛だというのも素敵!

それが全部終わったら、防水シートを打ち込んでいって
最後には
薄くながーく製材された木をその壁に貼っていく作業。

今回もめっちゃ楽しかった!

羊毛ってこんな匂いなんだって知ったり、
パワフルなタッカーも使えるようになったし、
鉋がけの大変さも知れたし、
新しいことを経験するって快感を感じることばかりハート

今回は旅の日程の最後で
現在の店舗であるピラムにも初めて立ち寄ることができた。
(倶知安駅の駅からすぐのところにあります)

美味しそうなグラノーラと
スープカレーのお店で見た本に書いてあったスパイス味噌の原料、
こぶみかんの皮とレモングラスの根っこ、
そしてガラムマサラを瓶に詰めて購入し、
オーナーの奥様の説明聞いたりして終始楽しい時間。
とても雰囲気のいい素敵なお店だったハート

その他には
洞爺湖でのイベントに踊りに行ったり、

車で結構高い山をドライブし、
前回暑くてあまり長居できなかった神仙沼に行ったり、

昭和新山の近くの熊牧場とか行ってみたりした。

熊も調教されるのだろうか?
餌を投げようとすると、手を挙げてアピールしてきた。

この牧場には結構たくさんの熊がいて観察できるのだけれど、
比較的狭いところにたくさんの熊がいて
見ていて何だかちょっと切ない気持ちになった。

でも、動物は何も悪くない。

そんなこんなで友人と色々話しながら
4泊を過ごしてきたんだけれど、
最終日、深層心理を深く掘り下げるような対話をする時間があった。

話をする中で
ここは踏み込んではいけないだろうと思いながらも
それを言わないと、
この現状が進まないなと思うことを言ってみたら、
友人の今の状況から脱却する手掛かりがはっきり分かった。
それを二人で気付けた時は
喉に引っかかっていた魚の骨が取れた時のような、
クリアな気持ちになった。

と同時に、
私自身のエネルギーが滞る時は、
身近な人とこういう遠慮のない対話を自ら避け、
当たり障りのないように誤魔化している時なんだな、
ということを感じた。
それも無意識的に。。。

その数時間の対話の中で
大きな気づきにつながって、
これからの課題が見え、そこに向かっていく覚悟を決める必要性を感じた。

そしてそのために必要なことが起きるんだろうなと思ってたら
北海道から帰ってきて二日後に
その内容にぴったりの出来事に遭遇した。
私の中にある男性性を、
もっと適切な形で立たせる必要がある気がしている。

「本心からの対話」って本当にすごい。

ハートを全開にして
どんな感情も隠さずに人に表していくことは大事なのは知っているけれど、
それを本当にできているかどうかは、
ちゃんと自分を観察する必要がある。
本当にできているか?!

慣れ親しんでしまった対応、反応というものは
なかなか気づきにくい。

どんなことも必要があるから起きている。
自分にとってメリットがあるから起きている、
それが一見ネガティブに見えることであっても。

ネガティブと同時にポジティブがある。
ポジティブと同時にネガティブがある。

そのどちらも側面も見逃さずに客観的に見ることができたら、
自分にとって何を選択すればいいのか、
本心から何を選択したいのか、
瞬時に分かる。

そうしたら、この人生はスムーズに流れていく、はず。

やっぱりそうなんだな、
人生は未来から現在に、
現在から過去に向かって流れている。

私は群れることを嫌い、
一人で行動することを好み、
いかに自立できるか、どんな時もいかに自分でいられるかということを
いつも考えてきたから、
そこには自分との対話は確実にあった。

でもこれまで
他者との対話を思っている以上に疎かにしてきたことが
浮き彫りになった気がする。
見てくない部分を見ないふりしていては
前に進めない。

自分と違う存在とどこまで対話を通じて分かり合えるか、
認識し合えるか、
違いを知り、違いを認め、違いを尊重することの大切さ。

他者との違いを認識することは、
さらに自分を知ることにつながる。

今日から9月。
世界的な宇宙年は、あと4ヶ月すると「1」の年がスタートする。
私自身の個人年も、来月から「1」が始まりつつある。

「助けること」は「助けられること」と同じだった。

別の言葉にすると、
誰かを助けると自分自身が助けられることが
同時に起こったこの5日間。

夢で見た彼女を一緒に連れて北海道に行くことは
自分自身にとっても必要なことだった。
それを感じたことで、
私にとっても、これからの新たなスタートに立てた気がしている。

宇宙の仕組みは計り知れないけれど、
きっと思った以上にシンプル。

正直に人と密に対話をしていったら、
(特にそういった対話を避けがちな人ともっと対話をしていったら)
何が生まれるのか、体感したい。

自分の生きている世界は
全部自分自身でクリエイトしている。
一つの例外もなく、自分の内面が世界を作っている。
だから、今の現実がある。

そのために次にやるべきことはきっと、

地に足をつけて
自分自身とも他者とも本心から交わり合って、
この世の全てを楽しむこと!

ただそれだけ照れ

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