セラピストのつぶやき

自分史⑥「笑顔と運命」

昨晩は久々に絶不調だったのですが、
腸をずっと温め続けるとだいぶ良くなる感じがしました。腸、本当に大事です。

今日は、自分史6日目。

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人前で感情を封印しようと思った小学校生活最後の日。
それは泣くことも怒ることも。

そして私は笑顔になるのもとても苦手になりました。

その原因の一つ、
そこには、「歯」の問題がありました。

私は緊張症だったので、よく変な汗をかいていました。
おでこにかいた汗を少しでも冷やそうと思い、
誰にもバレないように静かに口からおでこに息を吹きかけていました。

そういう時、どんな口になりますか?
想像して見てください。

そうです、志村けんさんのやっていたアイーンという口になります。

口から直接自分のおでこに息を送るには、
下顎を前に出して息を送るしかありません。

私はその行為をよくやっていたからか、
さらには緊張を強いられてきた人は受け口になりやすいというのもあるのか、

だんだん下の歯が前に出てきてしまい、
最終的に受け口になっていました。
そして下の顎が前に出ている状態になりました。

そして中高はバスケ部に入っていたのですが、
体の使い方がゆがんでいたからか、さらに左右の顎が歪んできました。
具体的には左顎の方が伸びてきました。
女優のともさかりえさんって、顎が少しゆがんでますよね。あんな感じです。

受け口&顎の歪みが顕著になってきた頃、
私の悩みのタネは、食べ物がうまく咀嚼できない、そして慢性的な頭痛でした。

噛み合わせがとても悪くなっていたので、
前歯で食べ物が噛みきれない。奥歯でもうまく咀嚼できない。
そして運動していると歯をくいしばれないからか、
頭痛がひどくなる。。。そして何よりも、笑った顔が歪んでいる。。。

ますます感情を出すのを控えるようになりました。
感情を溜めれば溜めるほど、
自分の顔を見れば見るほど、
自分が嫌いになっていきました。
そして人前で歯を見せることもしたくないし、
笑いたくもない。

そして私はコンプレックスの塊になっていきました。

でも私はそのまま大人になりたくなかった。
本当はもっと心を開いて生きたかった。
本当はもっと人生は素晴らしいものなんだって感じたかった。

なので、心を入れ替え、
見た目が理由で最もやりたくなかった歯の矯正をしようと思い、
歯医者に行ったのですが、
そこで伝えられたのは、
歯の矯正だけではもう治らない、ということ。
それほどまでに私の顎は歪んでいました。

推薦状を書いてもらって
口腔外科の先生のところへ行って詳細を聞きに行きました。
私が行ったのは、鶴見にある「鶴見大学歯学部附属病院」というところです。

すると、提示された治療方法はこんな感じでした。

下の歯を2本抜いて
歯の矯正を2年くらいやって全体を整えてから
全身麻酔で口の中から顎の骨を両方切断して下顎を引っ込める。
そして切断したところは金属で止めて骨がくっつくまでは流動食。
1年後に、その金属を取り除く手術を再度やる。

それを聞いたのは、高校2年生の時でした。

なんて恐ろしい手術なんだろうか。。。
当時16歳の私には怖くて怖くて受け止めきれませんでした。

でも運命って、とても面白いもので、、、

その8年後、
私はその手術を勇気を出して受けることになるのです。

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