少し前の話ですが、
先週の土曜日3月5日は、「啓蟄」でした。
啓という文字には
「開く、開放する」という意味があり、
蟄という文字には
「寒い時期に虫が土の中に籠もる、隠れる」という意味があります。
寒さが緩み、虫たちが土の中から出てくる季節です。
私はそんな小春日和の日から3日間、
「米糀から作るお味噌作りのWS」に参加してきました。
昨年10カ月間かけて学んだ、
無農薬・無肥料栽培セミナーと同じ場所、
そして先月も「お醤油作りWS」を学んだ、
自然農園めぐみのにて。
全ての講師は、尊敬する岡本よりたかさん。
自然農、
そしてお醤油と味噌という基本の調味料作り。
ここまで1年間やって、
習得の集大成という感じがしています。
お味噌の原料はこの4種類。
「米、大豆、塩、種麹」
お米と大豆は自然農で育てられたこの農園のもの、
塩は波動の塩、
そして大豆を茹でるお水は八ヶ岳の湧水。
種麹は日本に7か所しかない麹屋さんで購入したもの。
今までうちでたまに塩麹を作るときは、
甲府にある五味醤油さんで米麹を購入していました。
なんと、自然農園めぐみのでは
普段は五味醤油さんに米麹の作成をお願いしているとのことで
なんとなくご縁を感じる。
その米麹を
今回は自分たちで作るというところから始めました。
いつも買っているものを自分で最初から作るという体験は
とても貴重です。
まず薪を燃やして
お米を少し硬めに蒸していく。
火を眺めながら太陽の光を浴びながら
春一番を感じながら、
そのひとときだけでもとても豊かな時間。
お米が蒸されたら、
バットに入れてお米を切りながら温度を下げ、
そこに種麹を満遍なくふりかけていく。
これがなんだかものすごく楽しかった!
熱々のお米をしゃもじを使ってみんなで切っている時間、
そして種麹をふりかけている時間。
これから麹の花を咲かせて、「糀」にしていくわけです。
枯れ木に花を咲かせましょう♪
パッと綺麗に咲かせましょう♪
花咲か爺さんの歌を歌いながら、
みんなでワイワイ混ぜている時間、
心に花が咲いていくようなそんなホカホカする時間でした。
みんなで一緒に何かを作っていくって、
やっぱりいいよね。
何の懸念もなく、
何の不安もなく、
ただただ目の前にある作業を一緒にやっているという時間。
大きな幸せを感じていました。
そしてみんなで混ぜたものを
麹蓋に入れて晒しで包んで
お醤油作りと同じく、暖かい室へ。
そしてこの日から2日間、
ここに宿泊した5人で寝ずの番が始まるのでした
続く。。。。
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