セラピストのつぶやき

米糀&味噌作りしてきた②

3日間に渡る「米糀から作るお味噌作りのWS」の続き。

米糀を自分で作れるなんて想像もしていなかったけれど、
意外と簡単に作れるんだなというのが率直な感想です。

ただし、温度管理のために
睡眠不足になったのだけは、ある意味で大変でしたが。。。

麹室の室温と湿度を観察しつつ、
麹の温度を一定に保つために、
宿泊していた5名で交代で麹室に入って麹番?をしました爆  笑

どうせだったら、
麹とともに瞑想でもしようかなと
暖かい室の中で静かにしていました。

なんかね、やっぱり菌って生きているんですよね。
(当たり前なんだけどね)
菌はこの世界で最強でもあり、
そして愛が最も深い存在なんじゃないかなと思いました。

何がそう思わせたのかは分からないけど、
何だかとても心地よかった。

今世の中では
菌を排除しようとする動きもあるけれど、
菌を排除しようとすればするほど、
自分自身が苦しくなったり、
愛の側面を見れなくなったり、
エネルギーブロックが強くなったり、
病気になったりするのではないか。

翌日、「麹」の由来について調べてみた。

平安時代の漢和辞典には
「麹 カムタチ カムダチ」とある。

「カビダチ(黴立)」
「カムダチ」
「カウダチ」
「カウヂ」
「コウジ」

こんな風に音変化したという説が有力らしい。

それをみてみると、
やはり「麹」は元は、
「神が立つ」つまり、
「神」そのものなのではないかとも思えてくる。

そして、お米に麹菌が繁殖して米糀になった時の感動、
それは作った人にしか分からない。
なんだかんだほとんど寝れなかったからね(笑)

そこから麹菌とはさようなら〜という塩切りの儀式。
塩を入れると麹菌は死んでしまいます。

そこからはみんなで混ぜ混ぜタイム!

あらかじめ茹でていた大豆をみんなで手で潰す!
熱っ!熱っ!って言いながらも
だんだん心地良くなってきて
せっせと肉体労働。

よいさほいさよいさほいさ、なんとなく掛け声をかけたりして、
楽しい共同作業。

マッシュポテトみたいになったら、
そこに先ほどの米糀を入れて均一になるようにまた混ぜ混ぜ。

それをお団子みたいに丸めて
最後は木樽に詰めて熟成スタート!

ここからは
日向仕込みで1年、日陰仕込みで2年の熟成をして
お味噌が完成します!

お味噌は毎年自分でこんな風に仕込んでいこうと
心に決めた日になりました。
本当に楽しかった!

最後の日に、
最近自然農園にやってきたという顕微鏡で糀をみるという時間があった。

すごい!
綺麗!かわいい!

こんなのみたら、糀がさらに愛しくなってくる。
うん、やっぱり「神」なのかもしれない。

3日間通して、
岡本よりたかさんの興味深いお話の数々、
自然農園の湯本さんの優しさと素晴らしい働きっぷり、
参加者みんなとの楽しい会話、
全てが素晴らしい時間でした!

WS終了後、
私はみんなで汲みに行ったこの湧水の出ている場所に
一人で行ってタンクに汲んで帰ってきました。

そして、前回お勉強したお醤油を
ここ数日かけて仕込んでいます。

今日で3日目なのですが、
まるで子供を育てているかのような感覚になります。

温度が上がりすぎてないかな、
温度が下がりすぎてないかな、
室温は快適かな、
湿度はどう?

そんな風に1日中かなり気にかけて過ごしています。

麹も生きている。
私たちも同じように生きている。

生きている存在、みんなと仲良くしたい。

戦っている場合じゃない。
もっとたくさん話をして、
もっとたくさん触れ合って、
もっと笑い合おう。

人生は限られているからこそ、面白い。

もっと気楽に
もっと楽しく
もっと肩の力を抜いて生きていきたい。

猫のようにハート

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2022年3月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
PAGE TOP