昨日の朝、届いた本。
ペラペラっとめくってなんとなく読み始めたら、
気付いたら一気に読み切ってしまった!
空腹に弱い私がお昼ご飯を食べることも忘れて!
ものすごい面白い話だった!
旺季志ずかさんの「モテ薬」
昨年の11月に、
旺季志ずかさんのBSDアクティング&ミュージカルスクールの卒業公演をみて感動して、
その時からずっと読もうと思っていた本なのに、
読むのがこのタイミングになったのも何か意味があるんだろうなと感じている。
この本は科学サスペンスだと書いてあったけれど、
私がとても関心の高い分野のことについての描写がたくさん散りばめられていた。
身近な人間関係に纏わる問題について。
親子関係、夫婦関係、友人関係、師弟関係。
性に関連する社会問題について。
妊娠・出産・不妊、セックスレス、レイプ、婚外恋愛。
さらには
まさに今の時代にもリンクするような
ウィルスや免疫システムの話まで。
それぞれの分野において、
一般的に人間の「闇」だと思われている感情がたくさん出てくる。
特に、人間の「欲望」について。
誤解を生むかもしれないけれど、
私はその部分が最も強烈に興味を引かれる分野だ。
この本の題名にもなっている「モテ薬」
人間には「モテたい」欲求がある。
これはきっと人間共通の欲望だよね。
多かれ少なかれ、誰しもみんな持っている願望だと思う。
「人から好かれたい」
「好意を持たれたい」
「注目を浴びたい」
さらにはそこから派生して、
「相手をコントロールしたい」
「相手を支配したい」
「相手を私だけのものにしたい」
この感情は主に性に纏わる話に繋がるもの。
そして、そこにこそ人間の真実があるような気がしている。
私たち人間は本能として、
自分の遺伝子を後世に残すことを魂に刻み込まれている生き物だから。
読み終わった感想を一言で言うと
「人間って、本当に美しい」だった。
人間の闇の部分、最もドロドロしたものがたくさん描かれているというのに、
そこに出てくる感情たちがとても愛おしく感じられたのはなぜだろう。
人間のどんな行為も、
光からくる行為も、闇からくる行為も
愛から起こる言動も、恐れから起こる言動も
「私が今ここで生きていることを知らしめたい」
「私という存在を世界に現したい」
「私の愛を表現したい」
「人を愛したい」
「人から愛されたい」
そんな根源的欲求からくる、
本当はただただ純粋なものだからなのではないか。
どんな感情を持っても
その感情はあなたが今感じるべき一つの貴重な経験であり、
今のあなた自身を示唆する大事なメッセージでもある。
たとえ、それが
社会の一般常識と呼ばれるのもにそぐわなかったとしても
社会の倫理観から外れるようなことだとしても、
自分自身の魂の奥底から湧き出てくるその感情に正直に行動することは
自分を愛し自分が愛されるために
自分が自分にモテるために
最も大事なことなんじゃないかなと思う。
この本に書かれている一つ一つの細かい描写に
思うことがたくさんあった。
ここまで人間の欲求を繊細に大胆に書けるのも
最もドロドロした人間の欲求を絶妙に関連づける書き方も
さすが、旺季志ずかさんって天才だなということを改めて感じた。
自分はどんな理念を持って生きているのか、
ここから自分はどう生きたいか、
世界に自分を現すことができているだろうか、
そんな事を改めて考えさせられたこの本に感謝!
興味ある方は、ぜひ読んで見てください。
あっという間に読んでしまう、超絶面白い本です!
最後にご案内を。
自分の出し切れなかった感情は、細胞や内臓に溜まっていきます。
それは定期的にお掃除していかないと、
ある日大爆発を起こすことにもなる。
「モテ薬」の中にも
日々の感情が積もりに積もって
大きな闇のエネルギーに変わっていく描写もありました。
自分の中で起こった感情をうまく消化するために、
ます「内臓ケア」をセルフケアとして始めてみませんか?
チネイザンオンラインフェスタ、
お申し込み開始は明日です!
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【チネイザンオンラインフェスタ vol.5】
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① 2/12(金) 体の宇宙
② 2/19(金) 内臓と感情
③ 2/26(金) 消化の火を燃やす
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また明日、ご案内しますのでよろしくお願いします!
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