昨日11月3日は、
明治天皇のお誕生日だそうです。
久しぶりに明治神宮に立ち寄ったのですが、
ここで最も重要な祭儀「例祭」が行われる日のようで
特別に本殿の御扉が開かれているということでした。
御祈祷の大きな太鼓の音を聴きながら、
結婚式の晴れ舞台を垣間見ながら、
特別な行事を見ると
心にいつもとは違う風が吹いてくるなぁと感じ、
ここは空が広くて有難いなぁ、森って偉大だなぁ、
もう滅多に行かなくなった、
都会の中の癒しスポットを堪能していました。
そんな昨日、
滅多に行かなくなった都内に行ったのは、
ある映画を見にいくため。
関東では渋谷の映画館でのレイトショーしかやっていなかったので
仕事終わりに見てきた。
(よく調べたら、これから神奈川県でも上映するらしい)
ドキュメンタリー映画「カナルタ 螺旋状の夢」
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(あらすじ)
ひとりの日本人男性が
アマゾンの熱帯雨林に1年間滞在して撮りあげたドキュメンタリー。
英国マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属していた太田光海監督は
卒業制作のため、
エクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に暮らすシュアール族のもとを訪れる。
太田監督は、部族の知恵を受け継いで森で薬草を発見して回るセバスティアンと
初の女性村長であるパストーラ夫妻の家に住み込みながら、
彼らの日常を1年間にわたって記録。生と死が渦巻き、
過去と未来が交錯する現代の森に生きるアマゾン先住民の姿を描き出す。
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本当に興味深い内容だった。
彼らはそこにあるものを使って生活を営んでいる。
木々や葉を使って家を建て、
畑を作って食べ物を育て、
取れた芋からチチャという口噛み酒のようなものを作る。
子供から大人までそのお酒を飲みながら生活をしている。
主人公は葉っぱを調べて薬草を見つけ、
それを薬として使用している。
アヤワスカなどの植物を使って覚醒体験もする。
アヤワスカに関しては、
以前友人がペルーに行った時の儀式体験を聞いていたので、
なんとなく想像はできたけれど、
この植物は幻覚作用を起こすもので
それを飲むことで未来のヴィジョンが見えるという。
現代医療への提言だったり、
大自然への大いなる敬意だったり、
植物を薬として利用することだったり、
自然からの恩恵だけで生活をしていくことだったり。
私の中で
ここ数年猛烈に興味あるテーマ内容だっただけに
とても感銘を受け、
それを実際に存在している人々の映像として見ることで
「生きる」という人間最大のテーマを
さらに大きくクローズアップしてくれた時間だった。
試していかないと
可能性は開かれない。
私の中で一番心に残った言葉だった。
自分が今までやったことがないことを始めるのは
とても勇気がいる。
そこにある恐怖に打ち勝つだけのパッションとパワーがいる。
明確な目標が定かではない場合、
周りからの抵抗にあったり、反撃があったりもする。
でもやってみないと扉は開かれない。
そこに、
自分なりのビジョンがあるのか、
心の奥からくるパッションはあるのか、
前のめりになる自分が感じられるのか。
この映画は多くのことを感じさせてくれる、
体感型の映画だなと感じた。
人の息遣いや発する歌声、大自然から聞こえてくる音、
その全てがカオスでもあり、ハーモナイズもされていて、
魂のパッションを引き出してもらえるような映画だった。
見に行ってよかった。
また神奈川でも見に行こうかな。
この映画見た人と、感想を分かち合いたい
関東での上映の詳細が載っていたので、こちらに貼っておきます。
ご興味がある方はぜひ見てみてね
★シアター・イメージフォーラム(東京)10/2(土)〜11/5(金)
★横浜シネマリン(神奈川)11/6(土)〜
★シネマアミーゴ(神奈川)11/28(日)~12/11(土)
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