今年入ってから、
醤油麹→もろみ(来年醤油へ)を仕込んだり、
米麹作り→お味噌を仕込んだり、
実際に菌と触れ合うことをやってみて、
やはりこの世は菌に支配されているのではないかと思ってから、
猛烈に菌への興味が湧いていました。
色々と本を読んでみたのですが、
その中でものすごく素敵な本に出会いました。
「菌の声を聴け」
タルマーリーのクレイジーで豊かな実践と提案
渡邉格 (著), 渡邉麻里子 (著)
単行本(ソフトカバー) – 2021/5/28
鳥取県の山奥でパンとビールを作っているご夫婦。
1冊目の著書はまだ読んでいないんだけれど、
これこそ、循環型社会につながる素敵な生活だなと感動しました。
とても共感できた部分を少し引用させてもらいます。
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モノ作りにおいて大事なのは、
今この瞬間に目の前で起きている現象を観察し、
そこから学び取って行動することである。
「学ぶ」とは、
「本を読んで先人が達した教義を理解すること」ではない。
小さなことから全体を理解していくためには、
頭でばかり考えるよりも、体で感じることが大事。
体で感じるようになるには、
時間を忘れるほど何かに没頭する経験が大事になる。
そして没頭した先に、「楽しい」という気持ちが生まれる。
楽しいと感じられれば、上手になる。
そのために、
自分の体にきちんと向き合い、体の感覚を注意深く観察するのだ。
なぜ頭だけでなく体で感じることが重要なのか。
それは頭は平気で嘘をつくけれど、
体は嘘をつかないからである。
自然とも菌とも他者とも機械とも、
あらゆるものと心を通わせること、
体を動かして現実を見据えることで、
一番生き延びる確率が上がるなと思う。
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私は他者が
どんなことを考えているのか、
どんな経験をし
どんな世界を見ているのか、
ということに
ものすごく興味があるので、本をよく読む。
本が好きなので、頭の中では
いろんな世界のことを知っているかもしれないけれど、
私の真実がそこにあるかというとそれは別の話。
もちろん、先人たちからは
たくさんのヒントをいただいてきている。
自分の気持ちを代弁してくれたり、
曖昧なことをはっきりとさせてくれたり、
本からの学びはかなり大きい。
でも今、私自身も常に感じていること、
それは
自分自身の「行動」「経験」からしか、
自分の真実は掴めないということ。
有限の時間の中で
借り物の体でこの地球に生きている自分。
残された時間、
この体で何をするのか、
どんな体験をしたいのか、
どんな感情を味わいたいのか、
このところ体と心に向き合わなきゃいけない時間が増えたことで
より考えるようになりました。
成長、進化していくという人間共通の目的のために、
行動し、体験し、経験を積んで、
自分なりの真実をたくさん見つけたい。
そんなこの頃です