関東は梅雨入りしたそうですね。
湿気が多い季節、
でも今日は何だか寒い。。。
なんとなく体に水分が溜まってる感じがあるので、
排泄を促してくれるような食べ物をとって、
(美味しいお塩がいいなぁ)
温かい飲み物をとって腸を労ろうと思います
先日、田植えをしに兵庫に向かっている時、
とても面白い本と共に旅をしていました。
タルマーリーというパン屋さん。
以前、この方の著書「菌の声を聴け」を読んで感銘を受けたのですが、
こちらはもっと前、2013年に出版された本のようです。
田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
単行本 – 2013/9/25
渡邉 格 (著)
一番興味深かったのは、「発酵」と「腐敗」の話。
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自分の内なる力で育ち、強い生命力を備えた作物は「発酵」へ向かう。
生命力の強いものは、「菌」によって分解される過程でも生命力を保ち、
その状態でも生命を育む力を残している。
だから、食べ物としても適している。
「天然菌」は、作物の生命力の強さを見極めている。
生命の営みに沿った食べ物を選り分けて、
自分の力で逞しく生きているものだけを「発酵」させ、
生きる力のないものを「腐敗」させる。
ある意味で「腐敗」とは、
生命にとって不要なもの、あるいは不純なものを
浄化するプロセスではないか。
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ここで言及されていたのは有機栽培米のこと。
有機栽培って、
一般的には体に良いイメージがあるかもしれないけれど、
実際には有機肥料と呼ばれる肥料を使っていて
その肥料の中身が問題であるということ。
動物性堆肥を使っている場合が多く、
その動物が何を飼料として食べていたのか、
その飼料にはホルモン剤などが含まれているかどうかなど、
ちゃんと調べると
自然にあるものだけを使った肥料とは言えないものが多い。
スーパーに有機栽培コーナーっていうのが設置されている場合もあるけれど、
それは有機肥料を使って栽培しているというだけであって
無農薬・無肥料の自然栽培で育てているものとは全く別物。
それがこの本の中で分かりやすく言及されていて、
天然菌を使ってパン作りを始めたら、
有機栽培のお米ではパンが発酵しなかったのに
自然栽培のお米ではうまく発酵したという。
無農薬・無肥料で栽培した野菜は放置しておくと、
小さくなって枯れていくのに、
それ以外の野菜は放置しておくと、
ドロドロと腐っていく。
野菜は腐るのが当たり前だと思っていたけれど、
それは化成肥料のせいだと分かって
なんて恐ろしい話なんだろうと思う。
だから体に入れるものにはある程度気をつけたい。
それは食べ物だけではなく、
飲料水、空気、そして情報など、、、
神経質になりたくないのでそこまで固執してはいないけれど、
体が敏感になってくると
「これはいいけど、これは嫌!」って体がすぐに反応するのが面白くて
自分で食べ物を作ることに固執し始めています(笑)
あと、この本で初めて知って驚いたことに「雷」の話がありました。
雷って、別の呼び名で「稲妻」
雷が鳴ると、空気中の窒素が水に大量に溶けて、
その窒素が雨に溶け込んで、土に染み込む。
窒素は肥料として大事な養分なので、米を実らせるらしい。
だから、稲の妻なんだって!
面白い!
ほとんどの植物は窒素を空気中から取り込むことができないので、
大気中から土に吸収された窒素を根っこから取り込むという方法を取る。
マメ科の植物の根っこに棲んでいる菌である根粒菌によっても
窒素を吸収することができるので、
土に窒素が欲しい時にはマメ科の植物を育てると良い。
大豆とかね。
昔からの知恵ってすごいなと思う。
きっとこのパン屋さんのように
五感で感じて
目の前のものをよく観察して
試行錯誤して
いろんな知恵を身につけて行ったんだろう。
私も今一番やりたいことがそれ。
知識として得た情報をそのまま取り入れるのではなく、
目の前にあるものを
自分なりによく見て
じっくりと向き合って
自分なりの答えを探して見つけていくこと。
自分で考え
自分で行動し
自分で決断する
そんな当たり前のことを
これからも意識して生きていきたいと思います
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