セラピストのつぶやき

これからの食のこと

週末から
久しぶりの雨だったり、
曇り空だったり、
そのグレーな感じが久々に心地よくって
比較的ゆったりした時間を過ごしています。

そんな時こそ、読書。
このところ、本の虫になり過ぎていますが、
好きなことだからめっちゃ心地よい照れ

昨年は、
お友達の田んぼの稲作に参加させてもらって
お米作りの大変さと尊さが身に染みたのと同時に、
いただいている無農薬のお米の美味しさに
毎日幸せを感じています。

これからの時代は不食がいいと言う人もいるけれど、
私は「美味しいねー!」と言いながら、
大好きな仲間や家族とご飯を食べている時間こそ
幸せの極みなんじゃないかと感じます。

幸せな気分を感じたい。

だからこそ、壊れつつある今の食の状況について
皆がきちんと考える必要があるのではないかとも思っている。

そんな時に
育成会横浜病院の長堀院長がお勧めされていた本が目に止まりました。

でもこの本の表紙を見てすぐに、
あーこれは読みたくない。。。
猛烈に嫌な気分に包まれました。

表紙に書かれている言葉、
本当は見たくもない。。。

そう思いつつも、
でもこれは読まなければならない!
とりあえず読んでみないと!
と、何やらよく分からないエネルギーに駆り立てられて
渋々買って読んだ本です笑い泣き

ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?
(文春新書) 新書 – 2022/12/16
堤 未果 (著)

————————————————————————-
ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く
〈フードテック・ファシズム〉

ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業……
あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている!

・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」
・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で
・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚
・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!?
・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは
・食が〈特許〉で支配されるディストピア
・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ! …etc.

巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲーム
〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作!
————————————————————————-

表紙に書いてある単語を見ただけで
吐き気がしてくる。。。

ワクチンレタス、
人工肉、
培養母乳、
ゲノム編集、
ふるさと納税デビューしたゲノム編集魚(京都府宮津市)、
遺伝子組み換え、
デジタル農業。
ビルゲイツが推奨する化学肥料の危険性の話など。

きっと近い将来、
少しずつ入れ替わっていくであろう恐ろしい食のことが書かれています。

こういう本を読みたくない理由は、
こういった内容を自分の意識の中に入れると
猛烈に怒りと悲しみが湧いてきて
自分の中にあるネガティブな感情が、
さらに増長されてしまうと感じるから。

ただ「食」に関しては、
ちょっと別次元で関わる必要があると感じている。

「地球のために何かしなければならない」
「私にも何かできることがないだろうか?」

5年前から
誰かが私の頭の中に囁きかけてくるのだ。。。

この本の前半は、
本当に恐ろしさと怒りを感じることばかりだったけれど、
今実際に行われていることや
世界各国の状況がわかってとても為になった。

そして
最終的に、この本は読んでよかった(笑)ハート

後半にこれからの希望的観測が書かれていて
私たちがこれからやるべきことがはっきりしたから。

民間稲作研究所の稲葉所長のことが書かれていた項目に目が止まった。

稲葉氏は、江戸時代に行われていた米作りで使われた
「疎植」という栽培法に着目し、
それは、人間が色々と手を加えるのではなく、
稲が自然に育とうとする力を信じて委ねるという考え方を元にしているとのこと。

できるだけ自然に近い状態で、
風が通り、光がたっぷり当たるように、株と株の間を大きく開けて植えていく。

人間だけでなく、
植物たちもありのままの姿でいられることが喜びなんだと思う。

資源循環型社会にしていかなきゃいけない。
持続可能な社会とは、地球にある資源をうまく循環させていく社会。
自然と人間がうまく共存循環できる社会。

だからこそ、
大きく何かを変えなきゃ!ではなく、
一人一人が少しでも地球環境のために行動する。
それは
土壌を再生させていくような農業をしている人たちを支援すること、
顔が見える生産者から食べ物を買うことだったりする。
自分で食べるものを種から育ててみることだったりする。

結局は、
「土壌」がキーになっているのは間違いない。
土壌や植物を甦らせるために必要なのは「微生物」。

—————————————————————————–
土の中と腸の中は同じ。
健康な植物が病気になりにくいのは、根っこにいる微生物が豊富で丈夫だから。
健康な植物を食べている人間は腸内環境も健康。
土と腸は繋がっているから。
—————————————————————————–

「大地にすることは子どもたちに降りかかる。」

最後に、ネイティブアメリカンの言葉が紹介されていた。

地球の生態系はありのままで調和が取れている。
土壌を汚染したのなら、私たち人間の腸も汚染されるのだ。

私がチネイザンという内臓療法にフォーカスしたのも
それが関係しているんだなと思う。
自分の腸を整えていくことが地球の土壌にも関係する。

土壌を化学肥料や農薬で汚染し、
動物や微生物が住めない不毛の地にしてしまった人間が
その行いを改める行動をしていかなければ、
未来の子供達にツケが回ってくる。
いや、未来というか、
もうすぐそこまで危機は迫って来ているんだと思う。

自らさまざまな情報を取り入れつつ、
その情報を鵜呑みにするのではなく、
自分の感覚感性で判断し、
行動に移す必要がある。

自ら感じ、決断し、行動すること。

今、促されているのは、
それだけなのかもしれない。

自分で考えているのか、
自分で感じているのか、
自分で決めているのか、
自分の意思で行動しているのか、

今一度、自分のこと振り返って
行動するための準備をしていこう。

時間は有限だから。。。

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