セラピストのつぶやき

自分に備わっているもの

今週も先週末に引き続き、滋賀県にいるのですが、
かなーり寒い!

何が寒いって、やはりこの家が寒い(笑)

昔からある家って現代建築と違って
畳の下は板と柱と基礎に敷いてある石があるのみ。

もちろん断熱材は入ってないし、
もちろん窓は二重ガラスではないし、
ところどころ隙間だらけだし、
いろんなところから隙間風が半端なく入ってくる。

なんだかんだ、
外にいるのと対して変わらない感じ?!笑い泣き

なので、お風呂を焚いている時の
火の有難みは尋常ではない(笑)

昨日もそんな寒い日だったんだけれど、
夜、「ライトアップ」と書いた看板が目に入った。

急に気になって
彦根城のお隣にある
「玄宮園(げんきゅうえん)」の紅葉を見に行ってきました!

「玄宮園」は江戸時代に造られた、
彦根城内にある
旧彦根藩主・井伊家の大名庭園。

大きな池に浮かぶいくつかの島を橋で結んでいる、
大規模な池泉回遊式の庭園。

そして行ってみたら、昨日がなんと最終日!

雨もちょっと降っていて
人もそんなに多くなかったから
ただただその風景を堪能してきたんだけれど、
思った以上に素晴らしかった!

中央に大きな池があるので
夜になると、
周りの木々や風景全てがその池に映り込む。

水がまるで鏡のようになって
左右対称の万華鏡のような世界に!

ひんやりした空気が
それをより神秘的な感覚にさせてくれるし、
遠くで光っている彦根城もさらに幻想的に見えた。

ほんと、美しかった!

自然の作り出す美しさに
人間の生み出した建築やライトがコラボして
人を感動させる美の空間になる。
美の世界をこんな風に静かに堪能する時間は
私たちにも宿る心の美の世界を認識させてくれる貴重な時間。

人間はなにかと
「不足」や「不満」で心を満たしてしまうこともあるけれど、
それは「ある」を知っているからだと思う。

本当は「なんでもある」。
本当は「ないっていう概念はない」。

そして
「ある」に目を向けることの大切さを古い家に住んでみると感じる。

私たちは日々の便利さを苦労なく享受できる有難さに感謝しつつ、
自分の本来持っている「生存能力、サバイバル能力」
少しずつ失っていることは認識しておきたい。

私はその「サバイバル能力を上げる」ということを
常に念頭に置いて行動している。

誰かに言われたとか、
そうしないと不安とか、
そういうことではなく、
感覚的にそうした方がいいと感じている。
ずっと前から感じている。

外が寒いからといって、外が暑いからといって、
エアコンに頼りすぎて
外気温と部屋の気温が乖離しすぎてないだろうか?

運動が好きじゃないからといって、便利だからといって、
階段ではなく
エスカレーターやエレベーターを使うのが普通になっていないだろうか?

私はできるだけ自然に近い生活が好き。

自分の生存能力が落ちていくことが嫌だから。
自分の筋力が落ちていくのも嫌だから。

それは単に自己満足とも言えるけれど、
私は私の欲求に正直に生きたい。

私たちは体を使わなくなればなるほど、衰えていく。
普段使わない筋肉をたまに動かしてみると、
それがよく分かる。

実は今日から
早朝6時〜7時の間、
所属しているダンスカンパニーの朝練が開始された。
これからほぼ毎日朝練がある。

朝早く起きて、
体の機能を復活させるべく、
みんなで体作りを始めている。

今日も滋賀県の寒い家で
最初は震えながら体を動かしていたんだけれど(笑)、
体がどんどん温まってくるのが分かるし、
体の使い方が変わってくるのが分かる。

朝練はまだ今日始まったばかりなのに、
これを毎日やっていったら、
確実に体が変わるだろうなということが分かる。
体の筋肉や神経細胞が喜んでいるのがわかる。

私たちの体には本来、
ものすごい能力があるのは間違いない。
神経は全身を巡っているのに、
使ってあげないともったいない!

ということで、
もし自分の生存能力、サバイバル能力を上げたいと思ったら、
試しに電車乗る時にエスカレーターを使わずに
階段を使ってみよう!

思った以上に息切れするかもしれないけれど、
その後電車に乗ったら
結構体が温まっているのが分かるから。
そして
夜はぐっすり眠れるのが分かるから。

日常のほんのちょっとの変化が
未来を変化させる。

試しにね、やってみてね照れ

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