理想の世界を構築する

セラピストのつぶやき

2021.11.24
スローライフ・古民家再生・農業

先週は２泊３日で
京都府綾部市に滞在していました。
なかなかの山の中で、里山の風景と潤いのある空気感に
マイナスイオンの爽快さを感じる場所です。

今回お世話になったのは、友人の友人である
まーちゃんかずさんご夫婦＋可愛くてやんちゃな息子ちゃんたちの
４人家族のお宅。

友人の友人なので
私にとっては初めましてだったんだけれど、
私の興味あることをやっているということもあって
友人が私を一緒に連れて行ってくれました！
本当にありがたい！
こんなふうに繋いでくれるご縁に心から感謝！

埼玉県で自然食のお店「ほどほど屋エイト」を経営されていたんだけれど、
お店は閉めて昨年に夏ごろに綾部に移住されたばかり。

綾部では
広い田んぼを借りてお米を作り、
畑では大豆や野菜や果樹などを作り、
そして
今一番力を入れて作っているのが「和がらし」。
その全てが、無農薬無肥料栽培。

美味しいトンカツが食べたいね！
からしはどれがいいかな？
あれ？国産のからしで美味しいのってそういえばないよね？
ないなら自分たちで作ってしまおう！

っていう感じで、からしを作り始めたらしい。
からし菜を育てて、
その種からからしは作られるんだけれど、
無農薬無肥料で日本でやっている人がいないから
自分たちで試行錯誤しながら商品化したとのこと。

これがまためっちゃ美味しくて感動モノなのです。

ほどほど屋エイトHomepageはこちら→ https://hodohodoya8.com
オンラインショップはこちら → https://hodohodoya.stores.jp

商品だけでなく、
その過程全てが、本当に素晴らしくて！

私は、何か新たに育てようと思ったら、
講習に参加したり、
ネットで調べたり、
何かに頼って進めていくことの方が圧倒的に多いけれど、
ある程度の知識を身につけたら、
あとは自分でやってみないとわからない。

彼らは自らの経験と体験からどんどん学んでいって
改善改良していく。

私にとっては全てが気付きと感動の嵐でした。

初日の夜にはBBQをしてくれて
めちゃくちゃ美味しい鹿（ポン酢で食べるたたきまであった！）、
鶏や豚(もちろんホルモン剤なども不使用)、
今まで食べたことないくらい美味なソーセージを用意してくれていて
それに
自家製焼き肉のたれや先ほどの和がらしをつけて食べる！

鍋もめちゃくちゃ美味しかった！
最高の油揚げに、最高級の鮭！
こんなに美味しい油揚げもお魚も、食べたことない！
枝豆はさっきみんなで畑で収穫したもの、
本当に最高！

朝も炊き立ての自家製の新米に
自家製納豆、自家製梅干し、
間引きしたからし菜で作った自家製高菜。

もう全てが最高すぎる！

３日間滞在して感じたのは
本当に美味しいものをみんなでワイワイ食べることが
どんなに幸せかということ。

お腹を膨らすために食べることをしないと決めると
本当に美味しいものだけを選択するようになる。
自分の体は食べ物が作っているという前提があると、
良いものだけを選択するようになる。

そして自分で作ったものを食べる喜びや幸せ、
最高の豊かさがここにありました。

今回のまーちゃんご家族と一緒にいたことで、
自分の中にあった理想を
明確にイメージングすることができました。

目の前の現実世界を作り出すのは紛れもないこの自分。
この自分が自分の理想を具現化できるとしたら、
それは自分の中に確固たるイメージができた時なのかもしれない。

学ばせてもらったことは食のことだけではなかった。

パートナーシップと子育てに関して。
奥様のまーちゃんは、旦那様のことが大好きだと言っていた。
会話の中に何度も出てきた。
そんな風にサラッと言えるまーちゃんもすごいし、
私の中に衝撃波がきた感じがしている。
子供との向き合い方も本当に真剣。
素直な感情をむき出しにする子供たちに対して
ちゃんと向き合ってとことん話をする姿勢、
いつもそれぞれの個性を尊重して
気持ち良いくらいスキンシップをする。

今の世の中は、コロナを理由に、
子供たちを奴隷化するような動きが
一般的に行われてしまっていることもあるかもしれない。
タブレットを常用し、
マスクをつけさせ、
会話も行動も控えめに、いろんなことを制限する。

子供は素直だからその枠にはまってしまいやすいし
抜け出すことも難しくなるかもしれない
その枠を親が取っ払ってあげたり、守ってあげたりすることで
新しい世を作っていく子供たちが育っていくんだと思う。

このご家族やここでの食を通じて
世の中や社会についても考えさせてもらえる
素晴らしい３日間だった。