今月は時間がある時に
ちょこちょこと気になる場所の掃除をしています。

キッチンはほぼ完了したのですが、
今まで取っておいた自家採取の種（もらいもの含む）が
棚のいろんな場所に散乱していたので、
全部小さな瓶に入れて保管するようにしました。

一般的に売られている種は、ほとんど交配種。
それがいわゆる「F1種（Filial 1 hybrid、一代交配種)」、
一代雑種やハイブリッド種とも呼ばれています。

F1種は、一代目は育てやすいのですが、
そこからまた種採りをすると
二代目からは品質が安定しないので、
タネを繋いでいくことができない。

なので、自家採取していきたい種は、
固定種、在来種ということになります。

固定種は、交配させたものではなくて、
種の会社がその品種をつないでいるものなので、
ずっと安定した品質が見込めます。

在来種は、各農家さんが種取りをしてきたもので、
それぞれの地域で特徴があると思います。

種について、
「種の形には意味がある」ということは
岡本よりたかさんのセミナーで教えてもらいました。

種の形やつき方を見れば、
撒く種の量、撒き方、撒く時期などが分かるようになって
どんな野菜でも
種を見ることで育てられるようになる。

マニュアル本やインターネットに頼らなくても、
最終的には「自然が全部教えてくれる」
それに尽きるんだと思います。

種を採取して形を見るようになったのは、
この学びを始めてからです。
それまではあまり関心さえ持つことはなかった。

別の話ですが、
今、うちの庭の杏の花が満開を迎えています。

毎日のように、鳥がやってきて
花の蜜を吸っているのですが、
その鳥がなんという名前の鳥なのか、
気になって調べるようになりました。

それは狩猟免許の勉強をして、
鳥の種類をたくさん覚えてきたから。
それまではそこに目を向けることさえなかった。

この世界は、
無限の彩りに溢れていて、
それを自分なりのアンテナや興味関心に従って進んで
新しい世界に踏み入れた時、
その世界の解像度が一気に上がり、
自分の中の世界の彩りがどんどん鮮やかになっていくんだなと思います。

知らない世界に足を踏み入れること、
その快感は果てしない。

私はやりたいことはたくさんあるけれど、
やりたいことに一貫性がないのではなく、
逆にめちゃくちゃ一貫していると思っている。

「自分や自然との繋がりを大事にし、
その関係をもっと深めていきたい」

Wisdom of the Earthの精油に出会ったことも
自然とのつながりを深く考えるようになったきっかけの一つです。
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