セラピストのつぶやき

男女和合論6「静かな愛」

人生穏やかでありたいという思いと
人生に刺激がないとつまらないという思いが
交錯して悶々とする時がある。

でもそれは決してネガティブな意味合いではなく、
ポジティブなこととして捉えたい。

刺激が欲しいということは、
きっと向上心や上昇志向・成長志向があるからであって、
それは未知なるものへのチャレンジだったり、
新しい環境に身を置くことだったり、
知らない土地に滞在することだったりする。

でもきっとそれは
穏やかな自分だったり、
穏やかな環境だったり、
穏やかにさせてくれる何かや誰かだったり、
そういった確固たる土台があるからこそ、
刺激の方へに走ることができるとも言える。

土台がしっかりしていて自分が穏やかであれば、
新たな世界に飛び込んでいけるようなパワーが湧いて来るんだと思う。

結婚生活もそうなのかな?
人生のどの部分に刺激を求めるのか、
それはすべて個々人の選択。

先日のアダム徳永先生のメルマガを見て
しみじみ感じるものがあったので
こちらでシェアさせてもらいたいと思います。

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恋愛がスタートした頃は、
何もかもが新鮮で、胸の高鳴りを感じるものです。
けれどその新鮮な気持ちは、ずっと続くわけではありません。

出会った頃のドキドキ感も、
少し触れられただけで心臓が息が止まりそうになる感覚も
時間とともに無くなっていきます。

「出会った頃のようにドキドキしたい」
その気持ちはとても良く理解できます。
しかしそのような気持ちを持つのは
恋愛のドキドキ感を愛の最上級だと考えているからではないでしょうか。

恋愛という言葉は
「恋」と「愛」の二文字に分けることができます。
先に恋があって、後に愛があります。

好きという感情が磁力となって男女が惹かれあい一つになろうとします。
これが恋の本質です。

愛の本質は相手を思いやり、大切に思う気持ちが醸成されて
強固な絆へと昇華することです。

つまり出会った頃のドキドキ感とは、
恋の最上級で愛の最上級ではありません。

では愛の最上級とはどんなものでしょうか。

ここで幸せな結婚を目指すみなさんに
知っておいて欲しいことがあります。

それは静かな愛の存在です。

「燃え盛る愛」という表現と比べると、
とっても地味な言葉ですが、
静かな愛には幸せの本質があります。

愛とは温かい感情の交流です。
その積み重ねが細胞分裂を繰り返し、愛を大きく育てていくのです。
愛は育てば育つほど安定してきます。

安定しているからこそ、
夫婦は一緒に人生を歩んでいけるのです。

人生を通じて、
さまざまな苦楽を重ねていくことで、
深くて静かで穏やかな愛の宇宙が広がっていくのです。

燃えるような恋に憧れるのが人間の本能かもしれません。
しかし打ち上げ花火のように、
パッと咲いてパッと散ってしまう切ないひと夏のラブストーリーを
何回繰り返したところで、本当の幸せは訪れません。

しかしあなたが、
静かな愛の価値を知っていれば、幸せの本質に触れることができるのです。

もしあなたが
「なんか最近、以前みたいな新鮮さがないな…」
「ひょっとして倦怠期?」
とふたりの愛を疑いそうになったら、
この静かな愛の存在を思い出してください。

静かな愛のイメージを言葉にすれば、
「一緒にいるだけで幸せ」ということになるでしょうか。

お互いを気遣いながら手をつなぎ公園を散歩している老夫婦。
これが私の理想とする静かな愛の完成形です。

アダム徳永

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昔、チャーミーグリーンのCMで
老夫婦が手を繋ぎながら踊っている場面があったね。

今でも覚えているくらい何故かインパクトがあったなぁ。

「燃え盛る愛」と「静かな愛」が
いい感じにいい割合で融合しているように見えるからだろうか。。。

まぁ、何にしても
そういう年齢になっても心から楽しく過ごすには
健康が第一ですね!

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