セラピストのつぶやき

悪役の実態は「天使」

週末から関西に来ています。
滋賀県のお家をこれからどうしようかなーと
試行錯誤していたのですが、
方向性が全然別の方向へ変わって、
私的にはなんとなくスッキリしています。

今回珍しく、人との交渉の中で
私の怒りが爆発しそうになったので、
そのちょっとした出来事を書いてみようと思います。

少し前から家の設計について
メールのやり取りをしていた設計士の方がいたのですが。

メール一つ一つになんとも言えない違和感と
人間性を疑うような言葉の使い方があって
これは実際に会って話を聞いてみないとダメだなと思って
リアルで打ち合わせをしました。

そしてほんの5分くらい話した時点で
私の中で「この人はないな」と結論が出て
そこから先の話は
さらに輪をかけるように私の怒りを誘うような場になりました。

自分の肩書きを纏った上から目線の言葉、
建築についての素人である私たちを馬鹿にするような態度、
何度も同じような話を繰り返すクドクドとした話し方。

最近こういう人に出会うことがなかったので、
とても刺激になりましたけどね笑い泣き

ただ、ここでは
その人のことを悪く言いたいのではなく、
今、私はこの人が設計士で本当によかったなと感じているので
この話を書こうと思いました。

この感覚は以前、
長年勤めた会社を退職した後に感じたことと同じだったからです。

当時、証券営業をしていた私は
猛烈なパワハラ課長の元、萎縮していました。
多大なノルマを抱えていたので、
達成しなければならない数字に追われて、
自分の感情を感じることもできず、
ただただ懸命に数字を追いかけていました。
頑張ってやっても、上司にはほぼ怒られることしかありませんでした。
その上司自体が、精神不安定な人でした。

それが原因なのか、
私は原因不明の体調不良とうつっぽい症状になり、
結果として会社を退職することに決めました。

その後の人生は今までと180度変わり、
嫌なことは全くせず、
楽しいことばかりの仕事をしていくことになったのですが、
当時のことを思うと
あんなに猛烈なパワハラ課長が上司で
本当に良かったと思うのです。

当時は本当に辛かったけれど、
そのくらい辛い思いをしないと
私は長年勤めた安定した会社を辞めることなんてできなかった。

そのおかげで会社を辞めることができ、
自分本来の人生を進むことができました。

つまり、彼は天使だったんだと思えるようになりました。

話を元に戻すと、
今回このまま滋賀県で離れ小屋を設計して家を建てることを進めていったら、
もっと大事なことを見落とすことになっていたかもしれません。
別に大きな母屋があるのですが、
そちらを先に修理してちゃんと使えるようにするという大事なことは
全く目に入っていませんでした。

自分の想いだけが先行して、
現実的な問題や今後のことにまで目が向けられていなかった。
自分の視野の狭さに全く気づいていませんでした。
自分の無知や自分の身勝手さや至らなさにも同時に気づきました。

つまり、この方も天使だったんだと思います。

とてもいい設計士さんだったら、私は話を進めていたと思いますが、
こんな風にあからさまに嫌な役をかって出てくれた、
この設計士さんに感謝です。

ということで、
滋賀県でのサロン的活動は当分しないことになりました。
私が滋賀県でやるのは、畑仕事くらいかな?!
畑があまり活用できていないので、
今後は野菜やハーブを植えて土との体感を深めて行きたいと思います。
無農薬ハーブで精油を作っていくっていうのも楽しそう!

人と関わることで
自分がよくわかり、視野が広がりますね!
いい勉強になったので、もう今夜には関東に帰ります!

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