セラピストのつぶやき

地球を観察する

毎日寒い日が多かったですが、
今週は晴れ間が続きそうで嬉しい。

私は、普段から本を読むのが好きではあるけれど、
この秋は読書熱が猛烈に激しくなっています(笑)

そういえば、
なぜ「読書の秋」って言うようになったんだろう?

古代中国8世紀ごろ、
唐代の詩人:韓愈(かんゆ)が詠んだ漢詩「符読書城南詩」という、
学問の大切さを伝えている詩の中の言葉から来ているそうです。

時秋積雨霽、新涼入郊墟。燈火稍可親、簡編可卷舒。

秋になり長雨があがって空も晴れ、涼しさが丘陵にも及んでいる。
ようやく夜の灯に親しみ、書物を広げられる。

この一節から、

読書の秋
=秋の夜長は読書
=涼しい秋の夜は読書に適している

というイメージの由来になったみたいですが、

日本では夏目漱石の小説「三四郎」で
その詩を引用したことがきっかけとされているとのこと。

調べて勉強になりました!

そしてこの週末に読んでいて感銘を受けた本はこちら。

百姓が地球を救う
– 2012/2/16 木村 秋則 (著)

「奇跡のリンゴ」で有名な木村さんの本です。
もうだいぶ前の本なのですが、
私は今読むことに意義があったんだなと感じています。

背表紙にこんなことが書いてあります。

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これからは、闘わない農業、
地球を汚さない農業の時代です。

今までの農法 ー 農薬・肥料・除草剤 + 人の目と手 = 自然栽培

今「農業」によって生産されているのは、
形が揃って均一な、まるで工業製品のような野菜やお米です。
私たちはいつからか、大自然や農作物の力を忘れてしまいました。
日本人の2人に1人が
なんらかの病気とアレルギーを持っている時代。
完全無農薬・無肥料の自然栽培が、食を変える!心を変える!

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自然栽培と言っても、
単純に何もせずに放置すると言うわけでなく、
農薬や肥料を使う代わりに、
「土を育てること」と、
「作物の能力を引き出すこと」
という、
人間の働きかけが必要だとのこと。

目で観察して、
手をかけてあげる、
それが育てるということ。

土はどういう状態なのか、
根はどういう状態なのか、
葉はどういう状態なのか、
花はどういう状態なのか、
実はどういう状態なのか、
今なぜここにこの草が生えているのか、
今なぜここにこの虫が来ているのか、

そんな風にじっくりと観察しながら、
自分の感覚も養っていく。
その先に気付きや真実が見つかるかなと思います。

環境問題や地球の悲鳴を聞くたびに、
人間なんてみんないなければいいのに!って昔は思っていたけれど、

自然と人間の共存、
動物と人間の共存、
微生物の人間の共存、

この宇宙に存在しているすべての意識体が
「共に在る」ためにどうしていけばいいのか、
人間は周りを観察し適切に行動することが
本来の生き方につながるのかなと思いました。

今、世界中で不自然なことが
当たり前のように行われている感があります。

何かおかしいな、
違和感を感じるなと思ったら、
その感覚を無視しない。

些細な違和感に気づかない、
もしくは気づかないフリをしていると、
大きくなって自分の方に飛んでくることになる。

自分の感覚を研ぎ澄ますためには、
やはり自然を観察するのがいいんだろうなーと思います。

昨日の夕方、
仕事終わりにサーフィンしに海に入ってきたのですが、
波待ちをしているときに
ぼーっと波を見ているととても面白いです。

波がブレイクするときに、
その波の中に魚が透けて見えたり、
その上を魚が飛び跳ねたりします。
一斉に飛んだりするので、
見ているだけで何だかテンション上がる!
魚とも海との一体感や生命力を感じられるからかな。

波は一定に沖から陸に流れているのではなく、
たまに陸の方から沖に流れていくこともあります。
その動きを見ていると
人間も波と同じで
いろんな方向に揺れているのが自然で
ずっと中心に居続けなくてもいい、
ずっと軸にいなくてもいい、
また戻って来ればいい、
いや、むしろ自然に戻ってくるのだろうなと感じる。

サーフィンに集中しているときは、
波の大きさやパワーのある場所などを観察して
これは乗れる!いい波だと思った瞬間に、
パドリングで移動して波に乗ります。

海水に浸かって
ただ楽しいことしているだけなんだけれど、
大自然と一体化しているからか、
体と心で感じることはとても大きい。

だから、レジェンドサーファーたちの言葉も
人生の格言みたいに感じられるのかもしれない。

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無理に動かそうとしない。
自然に身を任せることでうまくいく。
なぜなら人間も自然の一部だからだ。
自然と調和し、心と身体を解放しよう。

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逆らうのではなく、従うのでもなく、
波のするようにすればいい。

サーフィンと生きることはよく似ている。

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波の上は常に変化し続ける。
だから、考えてしまうとついていけなくなる。

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やはり、
考えるより、感じろ!なんだな!

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