セラピストのつぶやき

内臓感覚を取り戻す

時間の間隔が麻痺しつつあるこの頃。
頭が働かないからか、
同時に何か見えないエネルギーを感じる時間が増えました。
私にとって今、
そこを感じる時間が大事なのかもしれません。

先週引いた風邪を通して
自分の体にどんな感覚が湧き起こっていて
今何を体や心で感じ
今私はどうしたいのか、
純粋な感覚と単純な欲求にだけ目を向ける日々を送っていたら
今までにない至福が訪れました。

普段自分に湧き起こる些細な感覚に
どれくらい目を向けているか、
どれくらい耳を傾けているか、
どれくらい意識を置いているか、
あまりに疎かにしているということに気づいて
改めて五感の尊さにフォーカスしています。

五感は誤らない。
誤るのは判断である。

とは、ゲーテの言葉。

いのちの波 (STANDARD BOOKS)
単行本 – 2019/12/13
三木 成夫 (著)

友人に勧められた本の中に紹介されていたこちらの本。
その中にその言葉があった。

内臓の感受性を高めることで
世界を感知できるという言葉に惹かれた。

内臓の感受性を高めるために、
つまり内臓感覚を取り戻すために、
体感を伴う「心が動く体験」をし、
肚の底に溜まった「ため息の解放」をすること。

結局、「体感」しかないんだなと。

この本を読んでいた時間、
朝も昼も夕方も
クロアゲハが何度も何度も窓の外を飛んでいるのが見えた。

時間が進んでいるのか、戻っているのか、
ゆっくりなのか、早いのか、
なんとも言えない感覚の中、
あぁ、魂が挨拶にやってきているんだなと
この週末に亡くなった近しい親族を思った。

死に様は生き様。
生き様は死に様。

人が死ぬ時、その人の生き様が現れるというのは
本当なんだろうなと考えさせられた。

この人生で果たして何を一番大事にしたいのか?
死ぬ時に何を一番欲しているのだろうか?
今、叶えたい思いはなんだろうか?

人の死は
この世に残された私たちに「生」「生き方」について
改めて考えさせてくれるきっかけになる。

どう生きたいか

あまりにシンプルで深い問いの中、
今、とても不思議な時間を過ごしています。

そして今日は22を超えていけ!ということで、
AFPの1DAYワークショップ、江ノ島での開催です。

増員を繰り返して、たくさんの方にご参加いただけて
本当に嬉しい限り。

私の中でAFPは
自分自身の小さな死(エゴの死)の繰り返しだったということもあって
一番の安心の場である海が見える会場でこのイベントを開催できることを
とても嬉しく思います。

では過ごしやすい気候に感謝をしつつ、
楽しんできますハート

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