セラピストのつぶやき

本物を見る

今は夏の土用期間真っ最中。
暑い!

今週は今のところ雨の予報がないので
今日からうちでは梅干しの天日干し開始!
暑いし少し湿気が落ち着いている感じもするので
きっといい具合になるはず。

水分を蒸発させて
太陽の殺菌効果で保存性を上げるための天日干し。
食感もねっとりして美味しい梅干しに変身します!

こうやって丁寧に作業するのも
土用の季節に合っていて
季節とともに生きることを思い出させてくれるので
有難い習慣ですおねがい

週末はほんの少しだけ、
関東より圧倒的に過ごしやすい避暑地、軽井沢へ。
何気に軽井沢に行ったのって初めてかも。。。

軽井沢は夏のシーズンは過ごしやすいし、
新幹線の駅前にアウトレットがあるのもあって
週末は大混雑!!!

その日、私は駅から少し離れた広い体育館で
駅前の喧騒とは打って変わって
厳かでもあり、和やかでもあり、
そして優雅で美しい空間にいました。

私が参加しているダンスカンパニーUzmeの冬佳さんのお声がけで知った、
バレエダンサーの加治屋百合子さん。

米国屈指のバレエ団であるヒューストン・バレエで
プリンシパル(最高位)を務める方。
そんなすごい方であることも知らずに、
私は冬佳さんが参加されるという中級レッスンの見学をさせてもらった。

そもそも私は生でちゃんとバレエを見たことがない。
バレエのレッスンがどんなものなのかも知らない。
プリンシパルがどのくらいすごいのかさえ知らない。

本当に何も知らない私。

バレエのレッスンは、
まずバー(横木)につかまっておこなう「バー・レッスン」と
フロア中央で踊る「センター・レッスン」がある。

私はほぼなんの前情報もないまま、
レッスンを見学したのもあって、
ものすごい衝撃を受けた。

バレエはステップが決まっているので
みんな先生からの簡単な説明を受けただけで
曲に合わせたステップを涼しげな顔でこなしていく。。。

参加者はほぼ10代の若い子供達だった。
すでに大きなバレエ団に入団が決まっている子もいた。

バレエの世界なんて全く知らなかったけど、
思っている以上に高貴な世界観が漂っていた。

なぜこんなに優雅で気品があって高貴に感じるんだろう?

その感覚を掴むために、
90分のレッスンを集中して見ていたんだけれど、
なんとなくわかった気はしている。

「内側の状態」がキーなんだと思う。
内側の体の使い方、そして
内側の意識の使い方。

ただ立っているだけで何か感じさせるものがある。
どんな動きをしても
確固たる体の軸、意識の軸が通っていて
自分というものがブレない。

これって、、、

そうだった。
私がずっと欲しいと望んでいるものだった。

これこそが、
自分の足で立つということなのではないか。

私は今まで本当の意味で
自分の足で立っていなかったのではないかとまで思えてきた。
自分の足で立つということを
バレエを少しずつ習って体から入れていったら、
本当の意味で
自分の足で立つという感覚がわかってくるような気がしている。

90分のレッスンを見学し終わって、
私は参加している側でもないのに、
ものすごい疲れに襲われていた。
その後少し遊んでから帰ろうと思ったけれど、
そんな余裕もなかった。

参加している人たちは、
よく見たらみんな汗だくだった。
思っている以上に、体力的にハードな世界で、
昔やっていた部活みたいだなと思った。

優雅で柔らかく見える世界ではあるけれど、
内見はとても強くて芯があって強靭な体力と精神力を有している。

冬佳さんも言っていた。
「強さがあるから、柔らかさを表現できる」と。

この世界は二元性の世界。
どちらも同じだけ存在している。
どちらかだけ、っていうことはあり得ない。
必ず、両方ある。

加治屋百合子さんのインタビュー記事でこんなことが書かれていた。

「体での表現はどこでも通じるので芸術に言葉はいらない」

言葉がいらないくらい、
表現がちゃんと伝わること、
体も意識も集中できるくらい
外側を感じつつ内側にいること、
それには練習は必要なんだろうなと思う。

練習して磨かれていく世界。

この世には天才も存在するとは思うけれど、
少なくとも私は
練習という努力をすることで自信がついていったことがほとんど。

本当の意味で「自分の足で立つ」ということを
改めて見直してみようと思う。

たくさんのことを学んだ90分間、
何かを究極まで極めている人はやはり何かが違う。
「その人にしかない何か」をビシビシ感じる。

でも
それはきっと誰にでも存在する。

私は何をこの世界に表現したいんだろう。
私のどんな能力をこの世界に提供したいんだろう。

本物を見ると自分の中にある本物を刺激される。
本物というか、
真実というか、
真我というか。。。

自分の中にある感受性をものすごく刺激されたので、
この感覚を頭の片隅に置きながら、
私は私なりの努力をしたい。

やっぱり、
頑張らない!という言葉より、
頑張りたい!っていう言葉の方が好きハート

何か自分の中で
極めたい、やり遂げたい、自分の可能性を見てみたい!
そんな風に思うなら、
やっぱり努力して何度も何度もやっていくのがいい。

自分の足で立とう照れ

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