先週末の土曜日、秋分の日。
昼と夜の時間は同じになる日。

体感としてはっきり分かるくらいの
切り替え感、感覚の違いを感じた。

思考と感情がニュートラルになって
ちょうどいい心地いい状態が朝から続く。
陰陽のバランスが取れていて
自分の内側に安心して寛いでいるような
満たされ感。

これが宇宙の力なのだろうか。

宇宙はクルクル回転のエネルギー。
いや、
人間もそのまた遺伝子も
全ては旋回のエネルギーを持っている。

「スーフィー」って、
聞いたことがあるだろうか？

ずっとくるくる回って踊っている集団なんだけど、
何度か動画で見たことがあって
なぜか目が離せず、だいぶ前から妙に興味が湧いていた。

スーフィーとは、イスラム教の神秘主義者。
宗教的に敬虔な生活を送ろうとした人々で、
アラビア語で羊毛を意味する「スーフ」に由来していて、
初期のイスラム修行者が粗末な羊毛の衣を身にまとっていたからだそう。

スーフィズム（イスラーム神秘主義）は、
踊りや神への賛美を唱えることで神との一体感を求める信仰形態・思想のこと。
神など絶対的な存在と自己の内面を合一しようとする神秘主義と呼ばれる営み。

そんなことは単に調べて知ったことであって、
興味を持った理由ではないんだけれど、
実際に「旋回」をしてみたら、
なんとなくその理由が分かった気がした。

秋分の日、
神宮前のRuhani Bellydance Artsのスタジオにて
この「旋回の集い」というイベントがあると知って
これは行かなければ！と思って参加してきました。
（写真はスタジオのサイトからお借りしました）

今まで何度も開催していたイベントらしいんだけれど、
運がいいことに今回は
トルコ在住のご夫婦がアツシさんとトゥーバさんが一時帰国されていて
お二人によるスペシャルな生音＆生声付き！！！

これが最高に気持ちよかった！！！
ネイ（笛）とベンディール（フレームドラム）＆歌を
なんと１時間以上演奏いただき、
参加者である私たちは
その生音、声、呼吸を感じて旋回するという時間。
豊かすぎる！！！

そんなに長い時間回れるの？
目が回らないの？
気持ち悪くならないの？

疑問だらけだったんだけれど、
ちょっとしたコツを教えてもらって
初めはゆっくり、時に少し早く回ってみると、
なんとずっと回っていられる

回りたくなったら回って、
時々、お休みしたり、寝転んだり、
みんな思い思いにその空間を楽しんでいたんだけれど、
みんなが回っている時の姿がこんなにも美しいんだ！と、
感動しながらみていました。

トルコでは、
旋回の集いのことを「セマー」といいます。

奥様のトゥーバさんが、
セマーとは
「自分の中の美しさ、光、愛を感じる為のセレモニー」
「本当の自分に出会える行為」
「身体、魂、全ての世界に癒しと愛を与えること」
だと仰っていました。

本来の自分以外のものが全てなくなって、
ただただ今にいる。
ただ存在としてここに在る。
無になっているようでもあり、
筒になっているようでもあり、
空になっているようでもあり、
その状態でいるだけで
周りに愛を纏って光を放っているということ。

自分が回ったり、
回っている人を見たりしていただけなんだけれど、
そんなことを体感することができた。

本来の人間って、
本来の存在って、
こういう感じなのかもしれない。

本来の私たちは神であるのに、
その神と自己が乖離してしまって
違和感を感じている状態が
悩んだり、苦しんだりしていることなのかもしれない。

どんな状態であってもOK。
ただただ、
自分で在ればいいだけ。

そして面白いことに、
数ヶ月前に作成したビジョンマップに
この絵を貼り付けていた。

これは小林煌さんの昨年のカレンダーの絵なんだけど、
そこには旋回をしているスーフィーが描かれていた。

それをこんな形で自分がやることになるとは思わなかった。
願いはやはり叶うんだな。
意識していなくても
こうやって画像で自分の中にインプットされたものは
宇宙が必ず用意しておいてくれるのかもしれない