セラピストのつぶやき

受容すること

「風を起こす人」
最近、そんな人に身近に接する機会が増えてきた気がします。

思い立ったら即行動に移し、
想いをあっという間に広めていき、
そして
そのエネルギーはどんどん広がっていき、
周りはその勢いに巻き込まれていく。

圧倒されるし、刺激を受けるし、
私にとっては心から尊敬する人たちですキラキラ

昨日は、そんな尊敬する友人の一人、
産婦人科医の小林桜ちゃん主催のお話会に参加してきました。

ゲストは有名な産婦人科医である竹内正人先生

以前、桜ちゃんから竹内先生のお話は聞いていたんだけれど、
実際にお会いしてみると
本当に本当に素敵な方で
こんな素敵なお医者様がいらっしゃることに感動!

とてもエネルギッシュで
想いが深くとても熱い人であると同時に、
直感的感覚派で天然のヒーラーのようなとても優しくて面白い、
素敵な方でした!
リアルでこの会に参加できた私は本当にラッキーキラキラ


(二人の素敵ドクターハート

今回のテーマは「子宮的に生きよう」
先生のお話全てが興味深く、心に響いてきた。

私たちは胎児の時、
大体妊娠7〜8週くらいの時には皮膚感覚が芽生えているという。

つまりもうその頃には、
子宮に包まれ、子宮から触れられていて、
胎児はすでに子宮との「触れ合い」を感じているということ。

お母さんの体温より1℃高いという温かい羊水の中で
「全て受容されていた」状態で生きていた訳だ。

受容とは
全てのものの前提となることでもあり、
それが土台にあることが
全ての安心感に繋がるのではないか。

受け入れるということは
まず第一に自分を認識し受け入れ自覚し、
それによって他者を認識し受容する。

何だかいろんなことが腑に落ちた、
感慨深い時間でしたおねがい

この会でもペーパーで配られた竹内先生の言葉、
心に染み渡る言葉だったので、
竹内先生のホームページより、引用させていただきたいと思います。

—————————————————————————
子宮的に生きよう
~自分の物語(ストーリー)を生きる~

ヒトには自分と他人を見分けて、
他者を拒絶する免疫というしくみが備わっています
僕たちが生き抜いてゆくうえでかかせないしくみです

ところが、子宮は基本的に他者を拒絶しない臓器です
その子宮があるから命はここまでつながり
僕たちは、こうして今、地球に生きています

借り腹(代理出産)を知って驚いたのは
そんなことができるんだ!
そんなことをしていいの?より

国や人種、宗教、そしてDNAが違っていても
子宮はだれの受精卵でも受け入れ
そのまま育ててくれるんだということでした

0.1mm、たったひとつの受精卵が
37兆の細胞が統合されたヒトになってゆくプロセスで
僕たちが最初に獲得する感覚って
見る、聞く、触れる、味わう、嗅ぐ
の五感のうち何だと思いますか?

それは、“触れる”という皮膚感覚です
触れることは、触れられること
五感の中で唯一、相手のある双方向性の感覚
です

同じように触れられても、誰にどのように触れられたかで
感じ方はまったく違ってきます

僕たちに最初に“触れてくれた”子宮は、優しくて温かかった
だから僕たちはそこにすべてをゆだねることができました

赤ちゃんの表情がすべてを物語っています

誰もが子宮からはじまりました
僕たちの原点です

幸い、“触れる‐触れられる”を満たしてくれた子宮内の感覚は
僕たちの奥深いところに生涯消えずに残っていて
心を許せるものに、そっと優しく包んでもらえるだけで
どんな困難でも乗り越えてゆけそうに思えてきます

“癒される”ことが、そのままの自分を体感できる状態とすれば
それは、子宮内の環境とつながる感覚なのでしょう
だから、生きていくうえで、そんな子宮的なあり方を
意識しておいたほうがいいと思うのです

考え方や感じ方が違うなって思っても
嘆いたり、否定したり、無視するのでなく
無理に説得したり、力でねじふせようとするのでもなく
まずは、子宮のように、そのまま受け入れてみましょう

そのまま受け入れるということは
相手と自分の違いを認めるということ

相手を真に受け入れるということは
自分を抑えて、相手に会わせるのはなく
自分自身を大切にするこということでもあるのです

異文化に触れることで、故郷の心地よさと
自分自身をあらためて知ることがあるように
そこから、あなたにだけでなく相手にも
あらたな物語(ストーリー)が生まれてくるでしょう

父親と母親の異なる染色体(遺伝子)が混じり合わずに
新たなペアとなってお互いに寄り添うことで
子宮の中で私の命が育まれるかのようです

子宮的に生きることは
自分の物語(ストーリー)を生きるということ
答えのない、混迷で多様の時代を
自分を見失わずに過ごしてゆくのに
大切な生きた方だと、僕は思っています
—————————————————————————

なんて素敵な文章なんでしょう。

昨日、みんなでひと段落ずつ音読したのですが、
何だか胸の奥から込み上げてくるものがありました。

私たち誰もが皆、子宮から触れられた感覚を知っている。
だから原点である子宮を意識することで
安心感とくつろぎを感じることができる。

あ、これって、
AFP(アートオブフェミニンプレゼンス)での一番基本のプラクティス、
「子宮スペース」のこと?!
すぐにそれを思いました。

子宮スペースを意識することの意味を
さらに深く感じられた気がします。

自分がくつろいでいられる場所、
自分が自分でいられる場所、
自分が最高の自分でいられる場所、

それが子宮であり、
それは子宮自体が全てを受容する臓器であるということも
大いに関係しているんだろうな。

そしてもう一つ、
私たち現代人は「触れること、触れられること」を軽視してきたけれど、
本当はそれが最も大事なことなのかもしれない。

人との繋がり
人との触れ合い
人の温もり

それがあれば、心穏やかに生きていける気がする。
もちろん、「自分との繋がり」を大事にして、
「自分に触れる」ことが大前提ではあるとは思うけれど。

昨日は
心の奥の感情が大きく揺れ動かされた言葉がたくさん心に入ってきて
まだまだ整理しきれていない。
貴重な時間でした。

こうして人との接点を持つことで
自分の中で何かが生まれて
それが育って
きっと何かを形作っていくんだろうなと思う。

本当に素敵な時間をありがとうございましたハート

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