セラピストのつぶやき

時間の感覚

秋分が過ぎて
これから夜の長さが少しずつ長くなっていきますね。

この肌寒さと日の入り時間の早さに
なんとなく切ない気持ちになるけど、
それは自分の闇の部分と向き合ったり、
それをも受容していくプロセスに
似ているからかなぁ?!

内面にフォーカスする時間も
少しずつ増えるんだろうな。

先週は自分の体と心のヒーリングのために、
あるサロンにお邪魔していました。

だいぶ前に雑誌で見かけて
興味深く見ていたのですが、
このタイミングで行くことに意味があったのかなと思っています。

滋賀県長浜市にある、美容サロン「Pocapoca」
https://www.pocapoca-ayurveda.com/hair-salon/

美容サロンなので、
髪の毛を切りに行ったり、染めに行ったりする人も多いですが、
ここはアーユルヴェーダを取り入れた自然派サロンでもあるので、
私はシロアビヤンガというヘッドマッサージと
アーユルヴェーダ ヘッドスパを受けてきました。

まず3つの香りの中から好きなものを選びました。

私が選んだのは
「水と大地のエネルギー」を整えるエッセンスだった。

他の2つは、「火のエネルギー」「風と空気のエネルギー」だったので、
あー、水と大地はなんとなく自分っぽいなと思ったり。

そして
それに合わせたハーブを目の前のお庭から積んできてくれて
それを目の前で切り刻んで足湯に入れてくれる!
なんという贅沢!

そして髪の毛のリンスにも使ってくれる。

シャンプーは乾燥ハーブを粉にしたもの。
大自然の恩恵を受けまくりの時間。

天然のいい香りに包まれながら、
頭をずっと触れられていて、
意識はあるけれど、
別世界にぷかぷかと浮かんでるような
ものすごい至福体験でした!

最後に
バイオダイナミック農法で作っているハーブで作ったお茶をいただきながら、
不思議な感覚を味わっていました。

この世には「時間」という概念があるけれど、
それは全て自分の意識の中にだけあるもので、
本当は外の世界には「時間」なんて存在しないのではないか?

普段から時間に追われていたり、
予定に合わせて時間を気にしていたり、
人生という時間を気にし過ぎていたり、
いわゆる「時間」っていうものが
自分の意識の中に入り込み過ぎているのではないか?

そのサロンに着いたのは、14時、
お店を出たのが、17時。
全部で3時間。

あまりにゆったりした時間の流れと
とろけるような施術に
全くの異空間にいるような感覚でした。

それは3時間という感覚がまるでない、
短かったのか長かったのかもよく分からない感覚。

帰り道、途中琵琶湖のほとりに車を止めて
琵琶湖の小さな波と淡いオレンジのお空を眺めながら、
私はやるべきことや時間に追われる生活をどうしたら脱却できるのか、
改めて自分へ問いかけを始めました。

好きなことだけを仕事にすると、
いくらでも仕事をすることができます。

なので、そこに葛藤が生まれます。

ONとOFFの差がなくなる。。。
エンドレスで仕事をしている。。。

それを良しとできればいいのだけどね、
それには少し違和感があるので、
この感覚をじっくり感じながら、
「時間」との付き合い方を深く考えてみたいなと思います。

皆さんはどうですか?
時間という概念を外してみたら、この人生はどうなるのでしょうか?

ミヒャエル・エンデの代表作「モモ」を
もうそろそろ読み直そうかなと思いますおねがい

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